こないだテレビで千と千尋をやってたのを観て、懐かしくなって今日もう一回観た！
ハクー！ハク萌えー！
千と千尋では、千尋が電車に乗って降りるまでのシーンが一番好きです。大好きです。リンと夜、饅頭みたいなものを食べながら外を眺めてるシーンも好き。幻想的で、かつ何となく心細くなっちゃう寂しさ？みたいな？感じる的な？（言い方ウザイ）
ところでラストシーン、最後と物語のこれからなんてものは観た人それぞれの想像にお任せってのが暗黙の了解ですが、調べてみると私の予想と世間一般の予想が結構違うので驚いた。
私、普通にあのあと、ハクって死ぬんだと思ってたよ！ゆばーばに殺されるんだとばかり…！それが世間では結構「あのあとハクも元の世界に戻る」的な予想をした方が多くてびっくりした。まあそっちの方がいいよね。
あと驚いたのが、最後元の世界に戻った時、千尋ってば経験したこと、覚えてないらしいですね！「なんかあったような…でもなんだっけ？」程度の認識なんだそうです。普通に覚えてるもんだと思ってた！
でも忘れてる方がいいかもね。二度と会えない人たちのことなんて、覚えてたって切ないだけじゃない？
まあでも、劇中でぜにーばが言った通り、人ってのは起きたことは絶対に忘れないものです。記憶がなくてもどこかで覚えてる、そんなもんだよね。
それから、千尋たちが行きに通ったトンネルと、帰りに通ったトンネルが全く違う！外観が！言われるまで気付かなかった…！行きは赤い…なんとか製なんだけど、帰りのは普通のベージュっぽいレンガ？普段はレンガだけど、たまたま道が開けた時に通っちゃったってことなのかな？

しかし、自分なりの解釈とは違う解釈をしている方の意見とかを聞くのは、とても面白い！
もののけ姫とかも、その後ってのは私、ただ普通にアシタカはタタラ場に住んで、サンは森に住んで…くらいしか考えたことなかったんだけど、もっと大変なんだよね。
もののけ姫ってのは、「絶望」を表した作品だそうです。
あれって環境破壊の話じゃないですか。それで話のその後はシシガミ様を失った森はバランスを崩して崩壊、タタラ場は壊滅状態から復活するために今後も環境破壊は止めない。
森と人間、両方を助けたいアシタカは、あのあと板挟みになって苦しむ、というのがその後、みたい。
つまりは、どうにもならない。どうにも出来ないってことでしょう。環境破壊をやめようって人間は言ってるけど、その人間がいなくならない限り解決は出来ないってことなんだろう。
ジブリって…深いよね。

映画ってやっぱりいいなー。
以前、父親と二人で…何だっけ、「フィクサー」だったかな？じょーじ・くるーにーが主演の映画を観に行ったことがあるんですが、ラストシーンがひたすら、主人公のアップなんですよ。
じょーじ・くるーにーが車の後部座席に乗って、発車して、ずっと走って…その間ずっとじょーじ・くるーにーが映ってるんですね。結構長い間。
それを観て、どう感じるかって人それぞれなんですよね。
私は、その作品でじょーじ・くるーにーがしたことについて後悔しているのかなって考えたんだけど、一緒に観た父親は違うことを感じてたり。
私は基本的に大作と呼ばれる映画を多く観るんだけど、たまーにそれほど有名じゃない映画も観たりする。大作ほど迫力とかすごくないし、俳優さんも知らない人ばかり（私が特に有名なヒトしか知らないだけなんだけど）とかで、ただ単に父親に勧められて観たとか、そんなんで。
そういう映画は、無言とか無音のシーンにたくさんの言葉が込められてる気がする。黙っているこの主人公は今、何を考えているんだろうとか、俳優さんや監督さんが伝えたいメッセージを必死になって読み取ろうとする行為は、かなり好き。
監督の伝えたいメッセージとは違う解釈かもしれない。でも私なりの解釈をして、他人の解釈を聴いて、ってすごい楽しいと思うのであります。
大作映画には大作映画の楽しみ方があって、それも勿論好き。ド迫力な映像とか、イケメン俳優さんの競演とか（笑）
でも、あまり話題にならない映画は、それはそれでとても面白いな、なんて思い始めた19の夏（何このまとめ方）

この間観た洋画もね、面白かったんだよね。タイトル何だっけ、「QUIZ SHOW」だったっけな？
この映画を撮った監督さんは、絶対にハッピーエンドにはしないらしい。何かを視聴者に投げかけて終わるんだとか。最後、ハッピーエンドじゃないから後味は悪いんだけど、でも何かしら観終わった後に残るものがあるのも確か。

あー！何か映画観たいー！！