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□    海賊女王
コルダ2fバラエティCD買ってきた!理事の新曲「SKYWALKER」を二時間ぶっ通しで聴いた私はもはや病気。
もう…好きすぎるこの曲ー!!前奏からにやける!
最初イントロ流れたときにテンション上がって有頂天になってて、しばらくそれがインストゥルメンタルだって気付かなかった。おばかさん!
「♪メロディ」のところがなんかどきどきします。言い方がいやらしい!理事ってば!(落ち着け)
てか今までの2曲と、声が格段に違う気がするのは私だけですか!前より甘い歌声になってるのは私のただの願望でしょうか!
橋になってくれる理事長…愛してる。最高に愛してる!
ドラマとかはまだ全然聴いてません。理事の曲ばっか聴いてた(笑)

てことで小話いきますー。コルダキャラで、ワンピパロ!やっちゃった…。
ギャグです。あと、王崎先輩スキー様は読まない方がよろしいかと…!
夢というかただのパロディになってしまった。どことなく土浦贔屓気味。


「船長!船だよ!」

その歓喜に満ちた狙撃手の声に、私は頬張っていた骨付き肉をテーブルに転がして外へ飛び出した。後ろでマナーにうるさいコックに呼び止められるけど、そんなことはどうでもいい!

「船長!こっちこっち!」

さっき私を呼んだ狙撃手・火原先輩が手招きしているのは船首で、私もそっちに駆け寄る。そこには既に何人かのクルーがいて、みな一様に手摺から身を乗り出していた。
船が向かう先には緑豊かな夏島が広がっていて、久々の陸地におのずとテンションが上がっていく。
船大工の隣にあいているスペースに体を入り込ませて、私も手摺から上体を乗り出す。

「おいおい、気をつけろよ。お前さんは能力者なんだから、海に落っこちたら大変だぞー」
「分かってるってー。でもやっと島に着いたね!」

船大工・金やん先生の忠告を軽く流して、もう片側にいる船医に話しかける。
船医・月森くんは私の満面の笑顔につられたように、不器用に目を細めて。

「ああ…そうだな。二週間ぶりだ」
「そうそう、あんまりに海上続きだったから、私先週日射病になっちゃったんだよねー。大変だよもう」
「それは、君がずっと甲板に出ていたからだろう」
「でも月森くんがいてくれて良かったな。凄腕の船医さんだもんね!」

きっと私の望む反応をしてくれるだろうと期待して、そんな褒め言葉を彼に投げてみた。
案の定月森くんは目を伏せて、僅かに染まる頬をその手で隠して。

「褒められても嬉しくないと、何度言ったら分かるんだ…!全く、君という人は。…俺の今日のおやつ、要るか?」
「船長ー!君の転がしたお肉のせいで、テーブルクロスが汚れちゃったよ!」

月森くんの喜びを表した態度を眺めていた私に、ぷんすか怒ったコックの声が響いてきた。
コック・加地くんはその長い脚でひとっ飛びに私のところまで来て、なぜかにっこりと微笑む。

「もう、仕方ないな。そんな世話を焼かせる君が可愛くて好きだよ」
「ありがとう。ついでに上陸する前にデザートも食べたいから、用意しておいてね」
「それを君が望むなら、喜んで。待ってて?僕のマーメイド」

綺麗なウィンクを私に投げて、ラブコックは再び自分の城であるキッチンへと舞い戻っていった。全くもって扱いが簡単な人だ。
隣の金やん先生と月森くんはすっかり呆れている。

「おい!誰か帆を畳んでくれるか?」

島が間近に見えてきて、航海士が指揮をとり始めた。天候を先読みしたり、海図を書いたりと多才な彼の名は土浦くん。
一応船長は私だけど、基本的にいつも皆をまとめてくれるのは土浦くんだ。

「土浦くーん。何か手伝うことある?」
「キャプテンは静かに待っててくれ。お前が手を出すと余計手間がかかる」

一刀両断された。泣いていい?
金やん先生がマストに上り、帆をたたんでいる。月森くんは、さっきからハイテンションで錨が下りるのを待っている火原先輩につかまって、無理やり肩を組まされていて。
暇だなー。暇だー。暇すぎてみんながせわしなく動いてる中、ごろごろ転がってみた。

「邪魔だ!」

やはりあっさり土浦くんに叱られる。

「だって暇なんだもん!もう一人で行っちゃおうかな…。腕伸ばして島に生えてる木でも掴めば、一瞬で上陸出来るし…」
「何言ってんだ。どんな島かも分からない中で、無闇に一人で上陸するな。あとでおれが一緒に行ってやるから、もう少し我慢しろよ」
「…はーい」

口は悪いけど、いつも私を一番心配してくれるのは土浦くんで。だから私も彼に余計な心労をかけてはならないと、大人しく甲板に転がっておくことにした。
するとさっきの土浦くんの言葉が聞こえたのか、月森くんの肩を抱いて歌っていた火原先輩がぴたりと硬直する。

「え…もしかしたらあの島、危険な場所かもしれないってこと?」
「そうですよ、火原先輩。初めての場所なんだから、未知でしょう」

舵をとりながら土浦くんが答える。ようやく落ち着いた火原先輩に、ここぞとばかりに月森くんが逃げ出したのが面白くて笑ってしまった。

「…お、おれ、島に入りたくない病が…!」

人一倍怖がりな火原先輩が、島にいざ上陸となった時にいつも口にする台詞が出てきた。最初は可愛いなコノヤローって頭を撫でてたけど、もう聞き飽きた。
土浦くんもはいはい、なんて素っ気なく無視している。
横になっているのでみんなの足音が床を伝ってよく聞こえてきて、それが何だか楽しくて私はやっぱりごろごろし始めた。土浦くんの怒声も無視である。

「あー!!島だ!島だねみんな!ね、船長!」

この船で一番のハイテンションを誇る音楽家の登場だ!私も彼のテンションについていくべく声を張り上げる!

「王崎先輩ー!そうですよ、やっと陸に上がれますよ!」
「やったねー!待ち焦がれたよー。船長、とりあえずパンツ見せてもらってもいい?」
「見せないよ!ふざけるな」

自称紳士な音楽家兼剣士の王崎先輩。時々、その優しげな面持ちからは想像も出来ないスーパーセクハラ発言を連発するのが欠点!
王崎先輩の後頭部を強打すると、彼はえへ、なんて可愛く笑って、おもむろにヴァイオリンを取り出し優雅に奏で始めた。…土浦くんのイライラ度が増した気がする。彼はこの船一の苦労人です。

「あー!ったく、おいキャプテン、あいつはどこ行ったんだ!こんな忙しい時に!」
「またどっかで寝てると思うよ」

ごろごろしながらそう答えると、土浦くんはぴき、と音が聞こえそうなほどに青筋を立てて、私の首根っこを掴んだ。

「痛いよー!バイオレンス!バイオレンス土浦!」
「なんだそのリングネームみたいな呼び名は!いいからあいつを捜して来い!ただでさえこの船は人数少ないんだ、全員働かねーと上陸も不可能だろ!」
「はーいはい」
「月森!あいつもどこ行った!出てこい月森!」

とうとうキレた土浦くんから素早く逃走して、私は未だ姿を見せない剣士を捜し始めた。
捜す途中でダイニングに寄ったら加地くんが「せっかちだな、船長は。まだデザートは出来てないよ。出来たら食べさせてあげる、口移しで」なんてハートマークつきで言ってきたので、とりあえず会釈だけしておいた。加地くんは愛が重い人種である。
やがて船尾の方で、ぐうすか熟睡している人を発見した。この子こそ、今私が捜していた人物である。

「志水くん、起きて。土浦くんが激怒してるよ」
「ん…」

寝るのとトレーニングが大好きな、この船で一番腕の立つ戦闘員。には到底見えない外見を持つ志水くんの寝顔は、さながらエンジェルだ。
彼の柔らかな頬をぷにぷにとつついていると、元々気配に敏感なこの子は緩やかに瞼を開いた。

「…あ、先輩。…じゃなくて、船長」
「おはよう!さあ起きて!上陸準備!」
「じょうりく…」

まだ意識がぼんやりしているらしい志水くんを抱きかかえて土浦くんのところまでダッシュで戻る。
途中キッチンから顔だけ出した加地くんに「船長ー!今心の中で君の名前を呼んだんだ。聞こえた!?」なんて訊かれたので、とりあえず会釈しておく。
王崎先輩の華麗なる演奏が聴こえてきて踊りたくなってきた!もはや足はステップを踏んでいる!が、しかし堪えて土浦くんの足元に志水くんを転がした。

「連れてきました!大佐!」
「大佐って誰だ!おい志水、起きて手伝ってくれ」

私の腕の中でどうやら二度寝を敢行した志水くんは、土浦くんに揺さぶられている。
それでも起きない志水くんと、イライラがMAXに到達した土浦くんに爆笑していると、不意に強い風が吹いた。

「あ…!」

私のかぶっていた麦わら帽子が飛ばされた!慌てて立ち上がる(またごろごろしてた)けど、帽子はふわふわと宙を飛んでいって。
だけどその帽子から突然腕が生えたかと思うと、上から抑えつけられるようにそれが動き、やがて帽子は床に落ちてきた。

「それは君の大事な物だろう?失くさないよう、気をつけたまえ」
「暁彦さんー!グッジョブ!」

一日中部屋にこもって古文書を読み耽っている考古学者・吉羅暁彦氏が、ようやく上陸準備をしていることに気付いたのか、姿を現した。
彼の能力のおかげで帽子も無事帰ってきた。良かったー。
暁彦さんのちゃんと自分に生えてる手が帽子を拾い上げ、それを私の頭にぽす、と乗せてくれる。

「ありがとう!きらりん!」
「礼には及ばないよ、船長。さて…騒がしいと思い出てきてみれば、島に着いたようだね」
「吉羅ー!スマン、ちょっとこっち手伝ってくれ!」

未だマストに上ったままの先生がそう叫んだ。思った以上の風で、一人では帆をたためないのだろう。いくらサイボーグとはいえ、先生にも不可能なことはある。先生の鼻は鉄だ。ちなみに火原先輩の鼻は無駄に長い。なんでなのあれ。

「すぐ行きますよ、金澤さん」

先生に応え、暁彦さんがえっちらおっちらと梯子を登っていく。普段ひきこもりなので体力がないらしい。まあ三十路すぎてるし…。

「よし、もっと船が桟橋に近づいたら、錨下ろすぞ!月森、頼む」

いつの間にか月森くんも準備に駆り出されていたらしく、錨を下ろすために走って行った。月森くんが走る姿を初めて見た!希少!
やがて船はしっかりと腰を据え、上陸可能となった!バンザイ!

「キャプテン、早速行くか?」
「そうだねー!早く探検してみたい!」

土浦くんが親指でくいっと島を示す。
島は見渡す限り木々で、町があったとしても小さそうだ。町はあるだろうけど、森の奥かも。
土浦くんの言葉に頷くと、背後からつんざくような悲鳴が聞こえた。振り向かなくても分かる。ラブコックだろうどうせ。

「えー!!僕と探検しようよ船長!君の身は僕が守るよ!そして一緒に見つけよう、二人だけの愛のパラダイスを、さ」

とりあえず会釈。
さて、誰と一緒に行動しようかな?

a.「お前の面倒を見切れるなんて、おれくらいだろ?」頼りがいのある航海士と!
b.「サンドイッチも作って、島で一緒に食べようか。ふふっ、隠し味は僕の愛だよ」うっとうしいコックと!
c.「おれと行かない?広大な自然を誇ってそうなこの島で、ふたり裸の付き合いをしよう」ハレンチな音楽家と!
d.「君は俺と行動するべきだと思う。怪我をしたらすぐに治してあげられる、俺と」シャイボーイな船医と!

「うーん、どうしようかな…」

なんて迷っていると、金やん先生がぽりぽりと頭を掻きながら私たちに背を向けた。

「俺は船に残るわ。修理しないといかん箇所がいくつかあるからなー。お前さんたち、気にせず探検してこい」

そうか、船に残るっていう選択肢もあるのね!分岐ルート増加!
てことで、誰と過ごそうかな?

e.「…じゃ、一緒に修理するか。お前さんとじゃ、時間はかかるが楽しそうだ」優しい船大工と!
f.「私と過ごす?考古学が理解出来るようになってから出直してきたまえ」冷たい考古学者と!
g.「僕…方向音痴だから、残ります。船長も、いっしょに寝ましょう?」可愛い剣士と!
h.「土浦あたりが安全を確かめてから、明日にでも一緒に探検しようね!」小心者な狙撃手と!

■■■■■

てことで最後なんだかノベルゲーム風になったところで終了です。中途半端!私なら即決、考古学者で!
はい、ワンピパロでした!目指したのはカオスなギャグ。

ルフィ→ヒロインというかもはやただの破天荒なお嬢さん。
ゾロ→志水。寝てるってのと、練習(鍛錬)好きなところが共通してるかなと。
ナミ→土浦。苦労人。唯一の常識人。
ウソップ→火原。臆病な火原!でも狙撃手な火原ってかっこよくね!?
サンジ→加地。当初、ナミが香穂ちゃんだったので自動的にサンジが加地になりました。やりすぎたが反省はしていない。
チョッパー→月森。チョッパーにぴったりな人がいなかったので月森をぶっこんでみた。
フランキー→金やん。フランキーは兄貴なので年上が良かった。
ロビン→理事様吉羅様暁彦様。ただ単に考古学者な理事が見たかったのと、能力を使うときのロビンのポーズを理事にとらせてみたかっただけ。
ブルック→王崎先輩。…ごめんなさい、先輩(笑)

柚木と衛藤と冬海ちゃんと天羽ちゃん…ごめん…!今思うとチョッパーは衛藤でも良かったかも。
てか全員一人称、自信ない…。ひらがなで「おれ」って多いのか、コルダって?
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